RAWGUNSという最高のパートナーを迎えて、最高のケミストリーが生まれた。ソロになって初めての本格バンドサウンドが生み出した、大人のロマンティシズムあふれる成熟の音楽。 藤井フミヤx石田衣良x堤幸彦の夢のコラボが実現したテレビ朝日系木曜ドラマ『下北サンデーズ』主題歌「下北以上 原宿未満」を含む新曲14曲を収録。フミヤと同じ60年代生まれの佐橋佳幸(G)、屋敷豪太(Ds)、有賀啓雄(B)、斎藤有太(Key)の4人がこの度結成した超強力バンドRAWGUNSが全曲をフミヤと共に作詞・作曲・プロデュース。全員がトップレベルのプロデューサー/アレンジャーという最高峰のケミストリーの結果、粒ぞろいの楽曲、研ぎ澄まされた演奏力に裏打ちされ、大人のロマンティシズムに満ちあふれたトータリティのある内容に仕上がった。「みんな同世代で、つい物を遠ざけて見るようになって来てるので、俺達RAWGUNS(ローガンズ)じゃん!ってことからバンド名になったんだよ」という遊びゴコロあふれるエピソードも。件のドラマ『下北サンデーズ』(テレビ朝日系木曜ドラマ、21:00-21:54)の話題の劇伴を演奏しているのも実はRAWGUNS(※制作は屋敷豪太)なのだ。 「ソロになって初めての本格バンドサウンド」とフミヤが語るRAWGUNSサウンドは、これもソロになって初めての密度の高い合宿レコーディングによって集中的に形作られた。全員が高いプロデュース能力を備えたメンバー達が、「フミヤが歌う」ことを前提に曲を持ち寄り、全員で聴き、アイデアを出し合い、セッションしながら同じ空間の中で作り上げていくそのスタイルは、フミヤ自身のアルバム制作に対するモチベーションをどんどん高めていったという。シンガーに徹するスタイルが印象的だった昨年リリースのアルバム『奇妙な果実』とは対照的に、フミヤが自ら詞曲に関わった曲は、作詞を中心に実に14曲中10曲にも及ぶ。第一線のミュージシャンとして同じ世代を生き、同じ時代を走り続けてきたからこそ共有できるビジョン、今伝えたいメッセージ、表現したい音楽。RAWGUNSだからこそ生み出すことが出来た成熟のバンドサウンドがこのアルバムの基幹をなし、深みのある美しいラブソングからフミヤらしいファンキーなナンバーまで、楽曲のバリエーションに統一感を与えている。