誘惑(いいなり)2 −最高執行責任者、白洲の凄艶−
唯一のご主人様を持つ貴女。 仕事終わりに向かうのは彼の部屋。そこで受ける苦しくも甘美な治療。 「実は、僕の友人をもてなして欲しいのです」 そう告げられた貴女の心を支配したのは戸惑いよりも主の望みを叶えたいという強い思い。 そして見知らぬ男の前に晒されて―― 一ヶ月限定の信託契約がはじまる。 貴女が復帰して二ヶ月。 会社に白洲という男が、コンサルタントとして招かれる。 人当たりの良い紳士的な態度で、すぐに会社にうち解けていく白洲。 しかし、その声には聞き覚えがーー。 「そうなっているとしたら……それは君がこの状況を楽しみ始めているってことかもしれないね。この異常な状況を……」 「ほら、こんなにあふれてきた……。見ず知らずの男の指でそんなに感じる君の姿……。 これが君のご主人様の望みなんだよ……? 違う男の手で君が快感の海に溺れていくことが……」 「好きな男がいるくせに、他の男にキスされて欲情している淫らな舌……」 「明日以降、君は仕事にならないかもしれないね? 自分のデスクの上でイッた女は初めて見たよ」 「君に約束したんだったね……。もっと気持ち良い場所を教えてあげるって」 ご主人様に従順になることだけが快楽の源泉だったはず。 しかし、白洲の指先と声はどこまでも甘く貴女は別の快楽に目覚めていく。 これが意図されることだったのか、されざることだったのか。 そんな思考すら片隅に追いやられ貴女は新たな波に溺れていく。

