Hello Another Way -それぞれの場所-
非常に壮大でドラマティックな曲調であるこの曲はブリグリの頂点の一つであり、本来ならチャートの一位になるべき最高傑作だった。演奏、歌詞の内容、そしてここでの川瀬智子の歌唱も完璧といえるもので、その表現力の豊かさは「There Will Be Love There」の頃から遥か彼方に飛躍している。実際この曲はオリコン10位以内に入るヒットになったが、成績は次のシングルであの下世話なポップチューン「Angel Song~イブの鐘~」の方が上(二位)だった。しかしその順位はこの曲にこそふさわしい位置だった。でも、もしこの曲がチャート一位になって「There Will Be~」よりも有名になってしまっていたら、私はこの曲にここまでの愛着を抱いてなかっただろう(笑)。 しかもこの曲とそのリリースに関するブリグリの偉いところは、このシングルと後のアルバム『LOS ANGELES』に収録されたバージョンとではミックスが違うということ。このシングルのバージョンの魅力的な点は、あまりエコーがかけられていない、非常にドライなミックスであるということ。よってアルバムバージョンとの違いは非常に大きく、こちらのバージョンはまるでその辺で川瀬が歌っているかのような生々しさは、これがタイアップを兼ねてリリースされたバージョンとはとても思えないほど荒削りな質感である。これに比べるとアルバムバージョンの方は深いエコーをかけてより完成度の高い仕上がりになっているが、私は先にアルバムの方を聴いていたので、この生々しい仕上がりには本当に驚かされたし、病み付きになってしまったくらいだ。しかしこのシングルはカップリングの「恋はキラキラ☆」がブリグリ史上ワースト3に入る駄曲で、明らかにカップリング用に書きなぐられたという感じの曲だ。ここで見せたその落差が、『LOS ANGELES』の内容の少しばかりのムラを予言するかのようでもあった。しかしこの曲の情けなさが際立つのも、一重にメインの「Hello~」があまりに素晴らしい曲であるからであるということに尽きる。ほんとに、つくづく完璧な名曲だ。 (By looseends (神奈川県横須賀市) )
专辑歌曲列表
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