Dharma Dance
般若と女性MCのRumiとのグループ「般若」、99年のミックステープ『Kaikoo With Scratch』、DJ Bakuと彼を巡るGoth-Trad、DJ Kentaro、dj klockらの活動を5年間に渡り追いかけたストリート・カルチャー/アンダーグラウンド・シーンのリアルを切り取ったドキュメンタリー『Kaikoo/邂逅』、コネクションを生かしながら、自身のアーティスティックな部分をこれでもかというほど攻撃的に詰め込んだ1stアルバム『Spinheaddz』・・・。HipHop/ブレイクビーツという枠を超え、様々なジャンルの精鋭達と交わりながらニュータイプのダンス・ミュージックを模索し続けるターンテーブリストDJ Bakuが約2年ぶりに発表する新作。まず目を引くのはゲストの2組だろう。HipHop黎明期にも関わったいとうせいこう氏とanticonのDose One。前者は拡声器を使った迫力の演説を、後者はSP1200を使ったドープなビートをバックにBakuが求める歌うようなフロウを発揮。また、サンプリングを基本としながらも新たに導入したというシンセやアナログ機材を駆使し、そこへ生楽器を投入した様々なタイプの曲が収録されており、非常にダイナミックな印象。誰もが判断基準として頭の中で生成してしまうカテゴライズの殻を次々とブチ破らんとするパワーを感じさせる作品だ。

