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sweet memory~エレカシ青春セレクション~

sweet memory~エレカシ青春セレクション~

エレファントカシマシの97年以降のアルバムから選曲されたベスト盤だ。「悲しみの果て」「風に吹かれて」「今宵の月のように」などCMのタイアップ曲などに加え、最新アルバムからの「good morning」「武蔵野」が収録されている。新しい曲ばかりなので、昔の彼らの曲を聴いていた人は違和感を感じるかも。バンド・ブーム全盛期の頃の彼らはアンダーグラウンドなイメージでマニア受けするバンドだったわけだが、プロデューサーが替わってからの最近の彼らは一般的に受けるバンドへと変わっている。昔の曲の「おはよう こんにちは」と、最近の「悲しみの果て」を聴き比べてみれば、その変化が如実にわかるだろう。昔の荒々しさは弱まっているが、宮本の叫びにキャッチーなメロディが乗っかって、聴きやすい曲ばかりだ。最近のエレカシが好きな人にはお薦めです。初回盤には、エピック時代に作られた未発表曲が収録されたボーナスCDが付く。 (清水隆) --- 2000年10月号 エレカシにとって初の映画主題歌(『相棒シリーズ/鑑識・米沢守の事件簿』)となる、骨太なバラード「絆」を耳にし、思うところあって手にしたこのアルバム。 宮本氏が“青春”をテーマに13曲をセレクトした、2000年発売のコンピレーションで、エレカシの叙情的な一面をフィーチャーしたもの。とはいっても終盤にはラウドな楽曲も用意されており、これ1枚で満足、というより、結局は「こういうんじゃないエレカシ」も聴きたくなる仕組み。レアな楽曲や、ここでしか聴けないテイクも含まれている。 歌詞や楽曲データを目にしながら、そうか、「今宵の月のように」はもう10年以上も前のヒット曲なのかと、なんともいえない感慨にふけったりもしたが、このアルバムから浮かび上がってくるのは、日本語の響きの美しさ、そして宮本氏の持つ絶妙のポップ・センスだ。実は彼の紡ぎ出すメロディーラインやコード進行には、ポップスの王道と呼べるものも多く、それらが繊細な言葉たちと相まって、この胸をいいようのない感情でいっぱいにしてしまう。そう、もしかするとこの感情こそが“青春”と呼ばれるものの実体なのかもしれない。 何かとつらいことの多い毎日だが、時にはこんな、強くやさしい響きに包まれて、泣いてしまうことがあってもいいんじゃないだろうか。 そして、スッキリしたらまた、歩みはじめればそれでいい。

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